12月の値上げ通知が遅れて届いた
近年、石油、ガス、エネルギー価格の高騰により、原材料、輸送費、人件費が高騰し、化学メーカーは深刻なコスト圧力にさらされています。住友バッカキ、住友化学、旭化成、プライマン、三井ゴム、セラニーズなどのプラスチックメーカーが値上げを発表しました。値上げ対象製品は主にPC、ABS、PE、PS、PPA、PA66、PPAなどです。値上げ幅は最大で1トンあたり10,728人民元にも達します。
▶ エクソンモービル
エクソンモービルは12月1日、現在の市場動向を踏まえ、持続可能な供給を確保するために高性能ポリマーの価格を引き上げる必要があると発表した。
2023年1月1日より、Ex Sen Mobilian Chemistry Company VistamaxXの高性能ポリマーの価格は1トンあたり200ドル、1トンあたり1405人民元に上昇しました。
▶旭化成
旭化成は11月30日、天然ガスと石炭価格の高騰によりエネルギーコストが大幅に上昇し、その他のコストも継続的に上昇していると発表した。同社は12月1日より、PA66繊維製品の価格を現行価格より15~20%引き上げた。
▶ 三井工務
三井ゴムは11月29日、世界的な需要は引き続き旺盛である一方で、原材料価格と運賃の継続的な上昇、そして長期的な円安傾向により、企業に深刻なコスト圧力がかかっていると発表した。そのため、来年1月1日よりフッ素樹脂製品の価格を20%値上げすることを決定した。
▶ 住友ベークライト
住友電工ウッド株式会社は11月22日、原燃料価格等の高騰により樹脂関連製品の製造コストが大幅に上昇している旨の通知を発表しました。また、エネルギー費、輸送費、梱包資材を含む梱包資材費も増加しています。
12月1日から、PC、PS、PE、ABS、塩化塩素などのすべての樹脂製品の価格が10%以上上昇します。塩化ビニル、ABS樹脂などの製品は5%以上上昇しました。
▶セラニーズ
セラニーズは11月18日、エンジニアリングプラスチックの値上げ通知を発表しました。そのうちアジア太平洋地域での具体的な値上げは以下の通りです。
UHMWPE(超高分子量ポリエチレン)は15%上昇した。
LCPは500ドル/トン(約3,576人民元/トン)上昇した。
PPAは300米ドル/トン(約2,146人民元/トン)上昇した。
AEMゴムは1トンあたり1500ドル(約1トンあたり10,728ドル)上昇した。
▶住友化学
住友化学は11月17日、主原料価格の高騰を受け、アクリルアミド(固形換算)の価格を1kg当たり25円以上(1トン当たり約1,290人民元)値上げし、価格下落幅は25円/kg(1トン当たり約1,290人民元)と発表した。
投稿日時: 2022年12月8日